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脳・心臓疾患にかかる労災支給決定件数の84%は80時間以上の時間外労働
労災データ

厚生労働省が発表した平成22年度の「脳・心臓疾患および精神障害などの労働災害」データ

今回の発表のポイントをまとめると以下のとおりとなりますが、過重労働に対する世間の認知が向上したこと、そして景気の後退もあってか、労災の支給決定件数は3年連続の減少となっています。この点においては過去最高を記録している精神障害と逆の動きを見せています。

1.労災補償の「請求件数」は802件で、前年度比35件の増。4年ぶりに増加に転じた。
2.労災補償の「支給決定件数」は285件(同8件の減)で、3年連続の減少。
3.業種別(大分類)では、請求件数、支給決定件数ともに、「運輸業、郵便業」(182件、78件)、「卸売・小売業」(132件、53件)、「製造業」(118件、35件)の順に多い。中分類では、請求件数、支給決定件数ともに「運輸業、郵便業」の「道路貨物運送業」(108件、57件)が最多。
4.職種別(大分類)では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」(156件)、「事務従事者」(110件)、「サービス職業従事者」(85件)の順で多く、支給決定件数は「輸送・機械運転従事者」(69件)、「事務従事者」(44件)、「専門的・技術的職業従事者」(40件)の順に多い。中分類では、請求件数、支給決定件数ともに「輸送・機械運転従事者」の「自動車運転従事者」(139件、65件)が最多。
5.年齢別では、請求件数、支給決定件数ともに「50~59歳」(279件、104件)、「40~49歳」(218件、96件)、「60歳以上」(203件、42件)の順に多い。

 このように全体としては若干沈静化を見せていますが、相変わらずトラックドライバーを中心とした運送業に従事する労働者の発症件数が多くなっています。さて、以下では労災支給決定事案における1ヶ月平均の時間外労働時間数との相関関係を見ていくことにしましょう(画像はクリックして拡大)。これを見ると、平成22年度の285件のうち、いわゆる過労死認定基準に登場する80時間以上の時間外労働の状態にあったのは全体の84%の240件に上っており、やはり労働時間管理においてはこの80時間というラインを強く意識する必要があることが裏付けられています。

 もっとも件数としては19件に止まっているものの80時間未満での支給決定も見られることから、改めて36協定遵守に向けた労働時間の管理・抑制が求められていることは間違いありません。







労務管理における労働法上のグレーゾーンとその対応労務管理における労働法上のグレーゾーンとその対応
(2011/05)
野口 大

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