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米空軍、宇宙ゴミを追跡する「フェンス」の増強を計画


(CNN) 宇宙空間を漂う危険なゴミが人工衛星と衝突する事故などを防ぐため、米空軍は地球周辺の宇宙ゴミを監視する「宇宙フェンス」の増強を計画している。

空軍は1960年代初めごろから地球周辺にレーダー信号を張り巡らし、宇宙空間を高速移動するロケットや衛星の破片といった「宇宙ゴミ」を監視。「宇宙フェンス」はその役割を担うシステムとして設置された。

現在監視している宇宙ゴミの数は約2万ほど。しかし実際の規模はこの10倍にもなるといわれ、破片の大きさはソフトボール大からバスほどの大きさのものまで多岐にわたる。

こうした破片は大小を問わず、国際宇宙ステーション(ISS)などの有人施設にとっても、地球軌道を周回する多数の人工衛星にとっても危険な存在だ。

宇宙船や衛星に宇宙ゴミが衝突する恐れがある場合、空軍から米航空宇宙局(NASA)や民間の運営会社に通報する。

米防衛企業レイセオンの宇宙フェンス計画担当者は「衝突すれば破片がさらに増える。時が経過するほど事態は悪化の一途をたどり、改善に向かうことはない」と言う。

しかしこのフェンスが老朽化し、修復しなければ危険を見過ごしかねない状況になっている。空軍は約35億ドル(約2800億円)をかけ、民間に委託してシステムを増強する計画で、レイセオンとロッキード・マーティンの2社が、小さな破片も含めてさらに多くの宇宙ごみを監視できるシステムを提案中。年内にも発表がある見通し。

空軍の計画では2基のレーダーシステム設置を予定しており、うち1基は南太平洋のマーシャル諸島に設置する。新システムを現在のシステムと連携させて、監視態勢の強化を図る。建設は2013年末をめどに着工し、17年の運用開始を目指す。




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