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米政府内で進むブラックベリー離れ、iPhoneなどに転向


ニューヨーク(CNNMoney) 空海陸の交通事故の原因究明に当たる米運輸安全委員会(NTSB)は22日までに、職員らに配給するスマートフォン(多機能携帯電話)の機種をこれまでの「ブラックベリー」から「iPhone(アイフォーン)」に変更する方針を明らかにした。

先週行った必要備品の調達申請で明確にしたもので、機種交代を決めた具体的な理由については触れなかったが、「ブラックベリーは肝心な時に障害が起き、それも容認出来ない比率で発生している」と説明した。職員による調査業務の適切な遂行や遠隔地での職員の安全を図るためには安定かつ信頼出来る通信能力を持つ機器が必要とも説明している。

同社は昨年、数回の運用障害を起こし、世界規模で3日間にわたって使用出来ない例もあった。

ブラックベリーはカナダ企業リサーチ・イン・モーション(RIM)の製品だが、同社はNTSBの不満に対応するコメントは出していない。ただ、声明で同社は北米で政府関係者100万人の利用者を持ち、世界規模では過去1年で40万人以上の政府関係者が機能をアップグレードしたと主張している。

RIMは来年1月30日に新型モデルのブラックベリー10を発売予定だが、NTSBはこれに頼らず、米通信大手ベライゾンを使ったアイフォーン5を導入する計画。



NTSBの職員数は約400人。報道担当者によると、全員が職場配給の携帯電話を保有しているわけではない。今回の機種変更で、RIM社の業績が大きく悪化する事態も予想されていない。

ただ、米政府省庁や機関の間ではこのところ、一時は重宝されていたブラックベリー製品から他機種へのくら替えが目立つ。米税関・国境警備局も最近、求める技術的機能に欠けるとしてアイフォーンへの転向を宣言。アルコール・たばこ・銃器取締局や米海洋大気局(NOAA)も今年、機種変更を既に打ち出した。

さらに、同社の逆風となっているのは「ブラックベリーのみ」の方針を堅持していた米国防総省がこれを修正する動きを見せ始めたことだ。同省は先月、ソフトウエア関連備品の調達申請を行ったが、アップルとグーグルの携帯機器少なくとも16万2500個が盛り込まれていた。近い将来、ブラックベリーとの同時利用を図る意図があるとみられる。



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