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木村悠が2-1判定勝ち、WBC・L・フライ級新王者に
WBC世界L・フライ級タイトルマッチが28日、仙台市のゼビオアリーナ仙台で行われ、挑戦者同級3位の木村悠(帝拳)は王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)を2-1判定で下し、新王者に輝いた。ゲバラは3度目の防衛に失敗した。スコアは115-113×2、残りは117-111でゲバラだった。


KO負けを予感させた前半から後半逆転した木村(右)

 法政大時代に全日本選手権を制し、06年にプロデビューした木村が10年目でつかんだ世界初挑戦。初回、ゲバラのワンツーが何度か木村の顔面をかすめるなど、チャンピオンの攻勢で試合が始まった。2回以降もゲバラが先手を取り、木村はバックステップでこれを防ぎ、王者の攻め気をそらしていると言えばそらしているのだが、やはりポイントはゲバラへ。4回を終わっての採点は39-38×2、40-36で王者がリードした。

 劣勢の木村は5回に前に出るが、ゲバラの右ストレートを食らってグラり。ゲバラに畳み掛けられて後退するばかりだ。しかし木村は6回に反撃。踏み込んでボディブローを次々と決め、離れ際に右を決めて会場を沸せる。以降も木村は前に出て、8回終了時の採点は76-76、77-75、79-73でゲバラのリードながら木村が差を縮めた。

 終盤は木村がプレスをかけ、ゲバラが距離をキープしようとする展開。木村は11回に右フックを決めるなど、シャープなパンチで押し気味に試合を進める。ゲバラはパンチの振りが大きく、完全にリズムを崩した印象だ。最終ラウンドは互角。後半の追い上げ実り、木村が新チャンピオンに輝いた。

 勤務先の商社から休みをもらい、この一戦に備えた木村は「序盤開いたので追っていくしかなかった。支えてくれた人に感謝したい」と涙。戦績は18勝3KO2敗1分となった。昨年暮れに八重樫東(大橋)との王座決定戦で戴冠したゲバラは戦績を26勝17KO1敗1分とした。

◇鳴海友其(帝拳)[KO2回2分57秒]アダルノイ・ポーラスア(タイ)
 鳴海は初回終盤、パラフルな右フックを決め、連打で畳み掛けてポーラスアをキャンバスへ。2回に左ボディブローで沈めて10カウントを聞かせた。拓大などで活躍し今年B級デビューした鳴海は2勝2KO1敗。

◇113ポンド6回戦
佐々木健介(帝拳)[TKO4回1分24秒]オンカラック・ペッチソンポン(タイ)
 サウスポーの佐々木が初回から左ストレート、右ボディブローで力の差を見せつけた。途中狙いすぎて手数が減ったが、4回に右ボディで2度倒してフィニッシュした。佐々木は5勝4KO1敗。

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