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男子ゴルフ、青木新会長が挑むツアー活性化
 4日に東京都内で行われたゴルフの男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の総会・理事会で、永久シードの青木功・特別顧問(73)が4代目の会長に就任した。プロ出身者は初代の島田幸作氏(故人)以来となる。国内ツアー51勝、1983年ハワイアンオープンで米ツアー初制覇を果たすなど米欧豪ツアーで4勝を挙げ、2004年に世界ゴルフ殿堂入りした「レジェンド」が、人気低迷にあえぐ男子ツアーの再建に乗り出した。

■国内で今季24試合、ピーク時から半減

JGTO役員の主なメンバー

会長 青木功
副会長 松井功(元PGA会長)☆=トーナメント管理担当
〃 大西久光(ゴルフ緑化促進会理事長)=政策担当
〃 蛇草真人(GTPA専務理事)
〃 宮里優作(選手会会長)☆
常務理事 秋元恒朝(前GTPA専務理事)=事務局長
理事 橋爪健康(吉本興業副社長)
〃 田島創志(選手会顧問)☆
〃 渡辺司(選手会顧問)☆
〃 永田圭司(日本ゴルフ協会副会長)
〃 立木範明(PGA事務局長)
〃 川合敏久(GTPA主催者会議議長)
〃 稲木甲二(GTPA)
〃 横田真一(選手会副会長)☆
〃 池田勇太(選手会理事)☆
〃 佐藤信人(選手会顧問)☆
〃 佐々木孝悦(マーク・コーポレーション特別顧問)
名誉会長 海老沢勝二
特別顧問 尾崎将司☆
相談役 丸山茂樹☆
顧問 小泉直(JGTO元会長)

(注)☆はプロゴルファー、GTPAは日本ゴルフトーナメント振興協会

 JGTOは99年に日本プロゴルフ協会(PGA)から分離・独立した。米PGAツアーが米プロゴルフ協会(PGAオブアメリカ)から独立し、成功を収めたのにならったものだ。しかしゴルフ人口やマーケット、選手層の厚さも「本家」とは大差がある。JGTOはツアー部門、PGAはティーチング部門及びシニアツアー統括とすみ分けているが、当初構想したような「ツアーの活性化」とは、ほど遠いのが現状だ。「世界に通用する選手の育成」という点でも物足りない。石川遼はともかく、松山英樹はわずかプロ生活2年目で日本を飛び出して、2勝を勝ち取った。JGTOが発足して導入したクオリファイングスクール(QT=ツアー予選会)から、残念ながらスターが誕生しているとはいえない。

 83年に46を数えた試合数は、JGTO発足前年の98年には36試合あった。だが翌99年には32試合に。2000年に33試合となった後は、下降線をたどっている。今季は26試合だが、国内に限れば24試合とピーク時からほぼ半減した。バブル崩壊やリーマン・ショックなど経済環境の変化の影響もあり、男女ツアーではスポーツイベントとしての性格が異なる。とはいえ、活況の女子の38試合に比べ、人気の落ち込みが際立つ。池田勇太・前選手会長が率先してファンや大会スポンサーに向けたイベントを企画するなど奮戦したものの、思うようにはいかなかった。NHK会長も務めた海老沢勝二・前JGTO会長だが、ゴルフトーナメントの主催者でもある民放各局との関係は芳しくなかったといわれる。選手やスポンサーの間で、会長交代を求める雰囲気はかなり前から醸成されていた。

 今回の青木新体制は、大げさな表現を使うなら男子ツアーの危機に立ち向かう「挙国一致内閣」とでもいえよう。理事の選任を巡っては理事会途中で青木新会長と一部理事の留任を求める海老沢前会長が途中で退出し、膝詰め談判する一幕もあったらしい。JGTO役員の主なメンバーは表の通りで、ほぼ新会長の構想に沿ったものだ。


女子ツアーのプロアマ戦で一緒にラウンドした青木氏(左)と上田桃子=共同

 プロは10人。尾崎将司や丸山茂樹も協力するのが「目玉」ともいえよう。渡辺司は「青木ファミリー」といわれたプロ仲間の一員である。また松井功は青木新会長のプロ修業時代からの盟友だ。大西久光氏はゴルフトーナメントを運営するダンロップスポーツエンタープライズ(DSE)元社長で、青木新会長とはかなり親しい間柄。理事の佐々木孝悦氏は新会長の“懐刀”で、マネジメントも務めている。今回の青木新会長担ぎ出しには、選手会副会長(元会長)の横田真一らも積極的に動き、今季ツアー初戦のSMBCシンガポールオープンの会場(セントーサGC)レストランなどで元選手会長の深堀圭一郎や若手選手らと熱心に話し込んでいた。

 新体制に求められるのは、やはり試合数を増やすことだろう。それが一番、選手やファン、誰の目にもわかりやすい。「世界のアオキ」という金看板のもと、ゴルフ業界の協力を仰ぎ、どれだけの成果を挙げられるだろうか。スポンサーに支持されるためには、女子に比べてホスピタリティーが足りないともいわれるプロアマ戦を魅力あるイベントにすることも必要だ。青木新会長は就任前の3月2日、女子ツアー開幕戦のダイキンオーキッド(沖縄)のプロアマ戦に出場、上田桃子らとラウンドした。女子のプロアマ戦への参加は初めてだった。男子と違って女子は、プロとゲストが同じティーインググラウンドから打ち、和気あいあい。コーチやゴルフメーカーのプロ担当、マネジャーらスタッフがロープ内でついて歩くこともない。「男子ももう少しお客さんとコミュニケーションをとり、アマを1日楽しませることに重点を置いたら」と感想を語った。言動や立ち居振る舞いは模範的で人気・実力を備えた宮里優作選手会長らと連携し、今後、何らかの改善がなされるだろう。

■意識改革と魅力のアピール不可欠


4日、JGTOの新会長に選ばれ記者会見する青木氏=共同

 男子全盛期には青木のほか尾崎将、中嶋常幸らそうそうたるスターや個性派が大勢いた。今は松山、石川も国内不在で、ギャラリーを引き付けられる選手が少なく、ちょっと魅力に乏しいかもしれない。だが技術やパワー、迫力など、ことプレーに関する限り男子は女子とはずいぶん違う。選手はファンやスポンサーのおかげでプロ生活を続けられることを十分に自覚し、意識改革を行うとともに男子ツアーの素晴らしさをもっとPRすれば、人気向上につなげる余地はまだまだあるだろう。個人事業主である選手自身、JGTOが一丸となって苦境打開に知恵を絞り、汗をかいてほしい。国内ツアーは4月14日、東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋)でいよいよ開幕する。

日経新聞




















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【2016/03/27 06:10】 | Lets’ゴルフ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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