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ハム大谷、二刀流フル回転 強力打線の軸に
ソフトバンク級の打線が、パ・リーグにもう1チーム誕生したことになろう。大谷翔平(21)が、初めて投打同時に名を連ねた日本ハムは29日の楽天戦で恐るべき破壊力を見せた。31日からは交流戦。今年もパ・リーグ優勢の流れとなるのか。


29日の楽天戦で大谷は「投手・6番」で起用された。打っては3安打、投げては7回1失点だった=共同

■栗山監督は「毎日でも出したい」

 「単純に、いいバッターが打線に並んでいる方がいい。シンプルに考えただけ」。栗山英樹監督は指名打者(DH)制を使わず、大谷を「投手・6番」で起用した理由を説明した。

 過去のセ・パ交流戦ではDH制のないセ・リーグ主催試合で、自動的に投打両刀の起用法となった。しかし、DH制があるパ・リーグ内の試合での両刀先発は4年目で初めてだった。

 ついに本物の両刀がベールを脱いだ、と色めきたつ報道陣をたしなめるような口調に終始した栗山監督。だがそこに、一大決心があったのは間違いない。

 先ごろまで打線が低調で、投手大谷も援護に恵まれなかった。一方「打者大谷」は絶好調。こうなればDHを解除して、投げるときも打線に名を連ね、自分で投げて打てばよいではないか、とは誰しも考えるところではあった。

 栗山監督も「(打者として)毎日でも出したい」という誘惑にかられていた。それでも投手の日は投手1本という原則を守ってきたのは大谷の体を壊すようなことだけは絶対にしてはならないと心していたからだという。


中田の調子も上向き。ソフトバンク打線に劣らない迫力だ=コボスタ宮城

 昨季までは原則的に登板の前後2日は打者としても起用しないというルールを設け、守ってきた。

■完成形に向けた大きな節目

 今季その禁を解き、投打フル回転モードに突入した。

 大谷が大学に進学していたならば最終学年となる4年目の今季、栗山監督も本人も一つの節目となるシーズンと位置づけているようだ。肉体的な成熟を待ち、出場密度を最大限に高め、チームの優勝に貢献してもらう。その最終目標に向けた二刀流の完成形ができあがってくるはずのシーズンだ。

 そうした遠大なプランの中で、29日の起用は間違いなく大きな節目となった。

 この試合で大谷は3安打。投げても7回1失点。この活躍の前にかすんでしまったが、4番の中田翔、7番のブランドン・レアードと、前後の打者が2発ずつ放ったのも注目される。

 交流戦前最後のリーグ戦となった楽天3連戦で中田は5安打7打点3本塁打、レアードは5安打6打点4本塁打と荒稼ぎした。レアードは通算でも17本塁打と西武のエルネスト・メヒアを抜いてトップに立った。

 何でもかんでも「大谷効果」としては中田やレアードに失礼になる。本人たちが本来の調子に戻ったというだけのことだろうが、相手投手の心理的負担を考えるとき、大谷というカードが1枚挟まることによって起こる相乗効果には無視できないものがある。


大谷が投げて打つ姿は自然な風景のようにみえる。交流戦は「二刀流本格始動」の前の格好のシミュレーションの場となる=共同

 小技が効く中島卓也や無類の勝負強さを持つ田中賢介らの存在と相まって、ソフトバンク打線に劣らない迫力が出てきた。交流戦、セ・リーグ側は2つの強力打線をどう迎え撃つのか。

■「打って投げて」は野球の原点

 大谷が投打同時出場することによって、本来ならばDHで出場するはずだった選手の職場が一つ減ることになる。このあたりは大谷も気を使っているらしく、DHを使った場合に出るはずの選手より「打たなくてはいけないというプレッシャーがある」という。

 栗山監督としても慎重にならざるを得ないところで、DHの主たる担い手だった近藤健介が不調で2軍調整をしているタイミングでの投打兼用となったところにも配慮の跡がうかがえる。

 メジャーのアメリカンリーグにならい、パ・リーグで1975年から採用されているDH制。大谷の両刀はその歴史に異色の一章を加えることになる。

 しかし、考えてみればプロになるような選手にとって、高校までは「打って投げて」が当たり前。野球の原点というところからしても、大谷が投げて打つ姿はきわめて自然な風景のようにみえる。

 交流戦が終わり、リーグ内の戦いに戻ってもDHを使わずに投手大谷が打席にも立つ試合が見られそうだ。

 大谷がいや応なしに打席に立つことになる交流戦は「二刀流本格始動」の前の格好のシミュレーションの場となる。

 セ・リーグの球団もおとなしく実験台にされているようでは「パ高セ低」の交流戦の傾向に拍車がかかるばかり。大谷の常識破りの活躍も楽しみだが、セ・リーグの意地にも期待したい。

日経新聞













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【2016/05/31 06:17】 | SPORTOURS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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