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復帰はない? 元王者メイウェザー
2015年9月の試合を最後にリングを去ったボクシングの5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー。一度は引退を発表してもすぐに現役復帰するボクサーは後を絶たないだけに、メイウェザーのカムバックも時間の問題と思われた。しかし、ラストファイトから約1年半が過ぎても、今ではプロモーターとして活動する元王者の復帰話は具体化していない。その理由はどこにあるのか。

■プロモーターの立場楽しむ?


メイウェザーはプロモーターとして精力的に活動する=ロイター

 「俺の会社が契約する選手がすべて世界チャンピオンになるわけではない。それでも誰かが彼らにチャンスを与えるべきで、それを俺たちがやっているんだ。彼らに何かを成し遂げる機会を与えたい」

 12日、ニューヨークのミッドタウンで行われた記者会見に登場したメイウェザーは多くのメディアの前でそうスピーチした。

 2日後には自身が主催する「メイウェザー・プロモーションズ」の興行がブルックリンで行われ、この日はその最終会見だった。ここでの本人のコメントを聞く限り、業界最大のビッグネームは今ではプロモーターの立場を楽しんでいるようである。

 デビューから無傷の49連勝を続け、スーパーフェザー級からスーパーウエルター級まで5階級を制覇した。一昨年に引退を表明しても、信じる関係者はほとんどいなかった。次の試合に勝てば節目の50連勝。無敗王者の帰還という話題性もあり、たとえ手ごろな対戦相手を選んでも、ここで再び5000万ドル(約57億円)以上の超高額報酬を手にすることは間違いないからだ。

 もともとボクサーの「引退」ほどあてにならないものはない。メイウェザーの宿敵といえる存在のマニー・パッキャオも、昨年4月に一度は引退表明しながら、その7カ月後には通常通りの間隔で再びリングに立った。

 英語の"Retirement"には日本語の引退ほどの重い響きはなく、"Retire"と"Comeback"を繰り返すボクサーは米国ではそれほど珍しくない。盛大な引退会見を行った選手の直後の復帰はさすがに身勝手にも思えるが、歴史的な実績を積み重ねたスターであれば比較的あっさりと許容される。そんな背景から、メイウェザーも引退発表から1~1年半以内には復帰するというのが大方の見方だったのだが……。

 「復帰するか? 絶対にないよ。俺は(プロモーターとして傘下の)選手たちと一緒に生き抜いていきたい。ファイターたちを助け、会社のためになることをやりたいんだ」

■リング復帰、全く具体化せず

 本人のそんな言葉通り、17年に入っても元最強王者のリング復帰は全く具体化していない。話が出ているのは、総合格闘技UFCのスーパースター、コナー・マクレガーとのエキシビションの色合いが濃いファイトくらいである。

 ボクシングでの実績は皆無のマクレガーだが、昨年11月下旬にカリフォルニア州のボクシングライセンスを取得。これでメイウェザーとのボクシングでの対戦は一応は不可能な話ではなくなった。最近ではマクレガーが1億ドルの報酬を要求すれば、UFC側が2500万ドルのファイトマネーを提示するなど、大金の話が飛び交うようになっている。

 「メイウェザーとマクレガーは話題づくりをしているだけだ。彼らは2つの異なるスポーツの選手。最終的にUFCが許可するわけはないのだから、実際にリングで戦うなんてありえないよ」

 メイウェザーの元プロモーターでもあるトップランク社のボブ・アラム氏が語る通り、この荒唐無稽な一戦が本当に実現するとはやはり考え難い。メイウェザー本人も先週中にはニューヨークで多くのインタビューを受け、そのたびにマクレガー戦、あるいは他の相手との復帰戦には否定的なコメントを残してきた。たまに可能性を示唆する言葉もあるが、それも計算の上でのものだろう。


NBAの試合を観戦するメイウェザー。今も高い知名度は変わらない=USA TODAY

 「メイウェザーは実際に復帰を考えているわけでなく、自身がプロモートする14日の興行を盛り上げるための話題づくりをしているにすぎない。引退から1年が過ぎてもまだ話題の中心でいることに関し、メイウェザーを評価しなければいけない」

■どこに行っても引っ張りだこ

 AP通信のスポーツコラムニスト、ティム・ダールバーグ氏がそう述べる通り、元王者は今でもどこに行っても引っ張りだこだ。11日にはスポーツ専門局ESPNの本社でインタビューに応え、前後にはボストン、ブルックリンで米プロバスケットボールNBAの試合を観戦した。そのたびに大きな注目を浴び、傘下の選手たちの宣伝を続けていた。

 引退後も衰えを知らない自身の知名度を、聡明(そうめい)なメイウェザーはプロモーターとしての仕事に上手に生かしている感がある。何より、依然としてこれだけの注目度、話題性を保っていることこそが、メイウェザーがリング復帰を真剣に考えない主な理由だと指摘する関係者も存在する。

 「注目されることを誰よりも好む性格ゆえ、メイウェザーは遠からず復帰するとみられていた。しかし、現役を退いて以降も、少なくとも現時点ではネームバリューは衰えておらず、メイウェザーの自尊心は満たされている。金銭的にも困窮しているわけではないのなら、リングに慌てて戻る必要はない」

 あるテレビ局の関係者は、匿名を条件にそんな話をしてくれた。実際に14日にはバドゥ・ジャック、ゲルボンタ・デービスといったメイウェザー・プロモーションズ傘下の選手が世界タイトル戦を行うなど、プロモーターとしての仕事も徐々に増えている。会見には約45分遅刻しても許容されるなど、存在感は大きい。今後も様々な形で業界内で存在感を発揮し、無敗王者の名誉欲は満たされていくのかもしれない。

■「日によって感じること違う」

 「その日によって感じることは違い、今日は昨日とは違ったふうに感じる。今は百パーセント、ボクシングから離れていたい。年齢を重ねているし、来月には40歳になる。ボクシングのために多くをやってきたし、ボクシングは俺に多くを与えてくれた。素晴らしいキャリアを過ごすことができた。他の選手たちが彼らの夢をかなえるときが来たんだ」

 12日にメイウェザーはそうも語り、復帰の可能性を改めて打ち消していた。もちろん「日によって感じることは違う」という部分に突っ込みどころは存在し、近日中に再び復帰に傾く可能性は否定できない。ただ、本人の言う通り、間もなく不惑を迎え、ハイレベルのパフォーマンスを見せる窓口は徐々に狭まっているのも事実ではある。

 デビュー以来49戦全勝(26KO)――。一時は確実視された「50戦無敗」の金字塔を本当に狙わないのだとすれば、いまだに驚きではある。しかし、リングに立たなくとも、メイウェザーの商品価値が高いままなのであれば、このまま本当にリングに復帰しなくても驚くべきではなさそうだ。

日経新聞





















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【2017/01/17 06:29】 | SPORTOURS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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