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匠の技を技術で継承、「アグリテック」でもうかる農業
「もうかる農業」の切り札として、ICT(情報通信技術)/IoT(モノのインターネット)、ロボット技術を活用した「AgriTech(アグリテック)」が注目されている。農業従事者の減少による労働力不足を補うとともに、働き方自体を変えようとしている。農業用ドローンのほか、自動運転農機や農業ロボットの本格的な市販が迫っている。
 近年、情報通信分野の技術革新を農業に活用した、AgriTechが注目を集めている(スマート農業、農業IoTとも呼ばれる。AgriTechの主な効果として、ノウハウの共有と効率化の2点が挙げられる。

■匠の眼・頭脳・手を代替


 AgriTechは、「匠の眼」「匠の頭脳」「匠の手」の3つに分類される(図1)。


図1 アグリテックがサポートする「匠の眼・頭脳・手」
 「匠の眼」は、センサーやカメラなどによるデータ取得である。ドローンや人工衛星による圃場(ほじょう)のリモートセンシングや、農業ロボット搭載の糖度センサーなどが代表例だ。

 「匠の頭脳」は人工知能(AI)やビッグデータ解析による、匠の農家の技術・ノウハウの共有化である。例えば、気象データや作業履歴から収穫時期や収穫量を予測する「収穫予測システム」が実用化されている。

 「匠の手」の例として、自動運転農機、農業ロボット、植物工場などが挙げられる。「匠の頭脳」からの指令を受け、自動もしくは半自動で農作業を行う機器・設備である。

 国内の農業就業人口は減少の一途をたどるが、見方を変えれば1人当たり農地の増加というチャンスになる。

 効率的に付加価値の高い農産物を生産できるAgriTechは、日本の農業のV字回復の切り札である。具体的には、次の先進事例がある。

(1)農業用ドローン

 農業分野では、圃場情報の収集や種子散布などにドローンを活用する動きが進んでいる。ヘリコプターと比べて小回りが利き、操縦性、安全性に秀でている。ただし、ドローンの耐荷重は数kgから数十kg程度で、大量の農薬や肥料など重量物の散布には適さない機種が多い。

(2)自動運転農機

 トラクターやコンバインなどの農機の自動走行の実用化が進んでいる。既にGPS(全地球測位システム)による運転支援農機が商品化され、北海道を中心に急速に導入が進む。加えて、無人での自動運転農機も実用化が目前に迫っている(図2)。


図2 北海道を中心に、スマート農機の普及が急速に進んでいる
(3)農業ロボット

 農業ロボットの開発も日進月歩。収穫ロボットにはロボットアームが設けられ、先端に画像センサーや距離センサーなどが取り付けられており、熟度の判別により収穫適期のものを選別して摘果する機能を備える。

 作業の効率化に加え、味のバラツキを押さえて一定品質を確保することで付加価値向上に資する。

 ただし、現状では農業ロボットのコストの高さは課題である。幅広い作業に使用でき、かつ年間稼働率の高い多機能農業ロボットの実用化が期待されている。

■省庁連携で「もうかる農業」へ


図3 農業の知を集積した農業データプラットフォーム(写真:内閣府戦略的イノベーション創造プログラム)
 アベノミクスの一環として農業が成長産業に位置付けられ、農林水産省を中心とした省庁連携により、積極的な研究開発・普及推進政策が打ち出されている。

 AgriTechが順調に普及するためには、「もうかる農業」に貢献するものでなければならない。そのためには、(1)自動運転農機や農業ロボットの標準化・共有化によるコスト低減と使い勝手の向上、(2)農業者や研究機関の技術・ノウハウの集約・ビッグデータ化(図3)、(3)農機や農業ロボットの自動運転やデータ通信などに関する規制緩和の3点がポイントとなる。

 今後は様々なAgriTech関連製品の市販化が予定されており、市場は大きく広がるだろう。

[書籍『人工知能&IoTビジネス実践編』の記事より]

























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