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自動車保険にAI 保険額を運転データで即座に検証
走行距離に応じて保険料が決まる自動車保険を提供している米メトロマイルは、保険金の請求を検証し、支払いプロセスを迅速化できる自動請求システムを導入した。同社によると、こうしたシステムの導入は「業界初」だという。

 人工知能(AI)を搭載したこのシステム「Ava(アバ)」を使えば、これまで請求者の詳細情報の収集と支払いの実行に欠かせなかった人の手によるプロセスを簡略化できる。

■データで裏付けられれば、支払いを数秒以内に自動承認

 メトロマイルは2011年に創業。カリフォルニアやイリノイ、ニュージャージー、オレゴン、ペンシルベニア、バージニア、ワシントンなど米国の主要各州で事業を展開している。同社は車に差し込んで走行距離をモニターする端末「メトロマイルパルス」を販売。さらに、メトロマイルで収集したデータを使い、実際の走行に基づく自動車保険も提供している。これは米ウーバーテクノロジーズのようなライドシェアサービスにぴったりだ。メトロマイルは以前、ウーバーと提携し、ウーバーの運転手が業務で走行している間にだけ適用される保険を提供していた。


車載センサーで保険金請求額を検証する「アバ」の画面 (Metromile)

 アバはパルスと同様のデータを使い、何が起きたかを判断するために事故発生時の状況を再現する。データで運転手の主張が裏付けられれば、保険金の支払いは「数秒以内に」自動で承認される。

 矛盾点が見つかった案件には、社内の請求チーム担当者に通知する。アバは当初は「特定のタイプの請求」しか処理できないという。メトロマイルはその詳細について明らかにしていないが、ベンチャービートは取材を進めており、詳細が判明すれば続報する。

■手続きがスムーズになるだけでなく、保険料も適正に

 メトロマイルのダン・プレストン最高経営責任者(CEO)は「従来の複雑なプロセスで保険金請求を処理する代わりに、当社の機械学習プラットフォームを使えば、クルマを速やかに返却でき、摩擦をなくせる」と説明。「手続きがスムーズで保険料も適正な未来の保険は、スマートなデータ利用により実現できる。アバを使えば従来の請求処理業務を自動化できるため、査定担当者は顧客サービスに専念できる」と述べた。

 メトロマイルの創業以来の資金調達額は2億ドルを超える。調達した資金の一部で保険会社モザイクを買収し、保険引受業務を自前でできる体制を整えている。

 他の保険会社も請求プロセスを効率化するため、自動化やAIに目を向けている。米レモネードは保険金請求の手続きの案内にチャットボットを活用。米シュアではAIを搭載した「ロボブローカー」を使い、利用者が最適な保険を見つけられるようサポートしている。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)
























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【2017/07/29 06:40】 | Think different | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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