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勝負はこれからDeNAラミレス監督、大胆采配の裏にリアリズム
楽観と悲観のベストミックス――。采配をずばずば当てて、DeNAを19年ぶりの日本シリーズへと導いたアレックス・ラミレス監督の手綱さばきの裏に、選手への信頼と、「万が一」を想定したリスク管理のバランスの良さがみえた。

選手のことは信頼する。しかし、試合の中では何が起こるかわからないから、常に不測の事態に備えておく。監督としてはごく当たり前のことだが、信頼に流されて先発投手の交代時期がワンテンポ遅れる、といったことはままある。長丁場のシーズンとは違って、短期決戦では特に信頼があだとなりかねない。


ラミレス監督(左)は抑え投手として山崎康を信頼することで復活させた=共同

先発起用したメンバーを、ころころ代えるのは自身のオーダー編成の間違いを認めるようなものでもある。自身のプライドがかかってくるところに、どんなに頭脳明晰(めいせき)な監督でも、判断を乱しかねない要素が生まれてくる。

ラミレス監督にとって、おそらくそうした「体面」の問題などはとるに足らないことなのだろう。熟慮したうえで採用していたはずの3番筒香嘉智、4番ホセ・ロペスの打順を、シーズンも残り5試合となった9月29日の阪神戦からひっくり返し、3番ロペス、4番筒香に。

シーズン終盤は阪神と巨人の間に挟まれて、2位フィニッシュもあれば、4位への転落もありうるという切迫した状況が続いた。そのなかで監督がジタバタしている、とみられるリスクもあった。

■選手を信頼し「最悪」にも備える

念入りにデータを研究し、万全の裏付けをもって指揮を執っているという自負があるためか、ラミレス監督は人にどう思われようが構わない、という様子だった。変わり身の早い監督とみることもできようが、こういう身のこなしは生半可な気持ちでできることではなく、むしろ信念の強さを認めるべきかもしれない。

信頼によって人を生かした例が、1番に固定し続けた桑原将志の起用であり、抑えとして復活させた山崎康晃の起用だった。

7月終わりから8月の初め、山崎康が2試合連続で抑えに失敗した。その直後、ラミレス監督は山崎康に「今季はずっと抑えをやってもらう」と話したそうだ。

選手への絶対的信頼を示す傍らで、「最悪の事態」を想定した用意の周到さも示した。クライマックスシリーズ(CS)ファイナル、広島に4連勝として日本シリーズ進出を決めた試合では、先発に立てた石田健大を1回で降ろしている。本来先発の浜口遥大を救援で待機させるなど、石田の早期降板への備えは万全だった。信頼していないというのではなく、短期決戦必須の用兵。あの決断がなければ、広島に対して主導権を握り続けることができたかどうか、わからない。

選手を信頼するが、実力以上にアテにはしないというところに、ラミレス采配のリアリズムがあった。

日本シリーズでは3連敗後の初勝利となった試合で、高城俊人に先発マスクをかぶらせた。この試合で3安打し、ラッキーボーイ的な存在になりかけたが、次の試合は戸柱恭孝が先発。投手との相性などで捕手を決めるシーズン通りのやり方で、一時のムードに流されることはなかった。


日本シリーズでもラミレス監督(中央)は一時のムードに流される選手起用をしなかった=共同

このクールさはシーズン終盤の激しい順位争いに臨む心構えにも表れた。阪神を抜いて2位になる野望も持てたが、ラミレス監督は終始、上を見るより、4位の巨人を突き放すことが大事と言い続けた。日ごろの明るさからすると、ずいぶん後ろ向きの物言いに聞こえて、ギャップを感じた。だがそこにこそ、ラミレス監督の本領があったのだ、と今は思い起こされる。

■勝つこともあれば負けることも

シーズン中、ラミレス監督は古巣であるヤクルトの13連敗(最終的には14)を、横浜スタジアムで目の当たりにしている。

無理と失礼を承知で「ヤクルトに対して、何かコメントは」と尋ねたところ「勝つこともあれば、負けることもあるのが勝負だから」という答えが返ってきた。

ばかな質問をする記者がいるものだ、と思われたかどうかわからないが、このとき感じたのは「しょせん勝負事はわからないもの」という冷めた態度であり、もっといえば諦観に近いものだった。

母国ベネズエラを出て、米球界へ。日本でも球団を渡り歩き、最後は独立リーグ・BCリーグでもプレーをした。酸いも甘いもかみ分けた経歴がもたらした悟り、などとわかったようなことを書いてはいけない。しかし、何ものにもとらわれない、自由なタクトの振り方は「しょせんレギュラーシーズンは3位だったのだから」というお気楽さだけで可能になったわけでないのは確かだろう。


日経新聞
























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【2017/11/14 06:37】 | SPORTOURS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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